今村市議の「無防備地域宣言運動への反論」に対する反論

 今村市議の「無防備地域宣言運動への反論」は、2005年7月13日の市議会本会議において述べられたものがベースです。ただ、この場面は条例案を採決する直前で、条例案に賛成していただいた議員がそれに反論する機会すらありませんでした。
 ご自身の意見が「完全なロジック」だと主張されるのなら、どうして前日の総務常任委員会で意見を言われなかったのか疑問です。
 条例案が実質審議されたのは、前日の総務常任委員会で、朝から夕方までかけてじっくり行われました。今村市議はその委員会メンバーでしたが、ほとんど発言しませんでした。
 彼が発言したことは、市に対して「この条例が他の法律のどういう部分に抵触するのか具体的に教えて欲しい」ということぐらいでした。市はそれに対して具体的に回答することができませんでした。今村市議はさらにつっこむことはありませんでした。
 そして、翌日の条例案採決の直前になって、突然「反論」を長々と述べ「完全なロジック」だと主張したのです。
 他の議員から反論されない場面になってからなされた今村市議の「完全なロジック」というものに、議会を傍聴していた当会メンバーは正直あきれました。
 当会の取り組みは「非常識だ」「卑劣だ」とも言われましたが、当会の取り組みは多くの方々に理解されており、わざわざ言い返すのは無用だと思っていました。
 ただ、今村市議の「完全なロジック」は一見筋が通って見えるので、それだけ読むと納得してしまう人もいるようです。そのため無防備地域宣言運動をすすめるほうとしても丁度よい学習資料になるようで、下記の団体が学習用に[反論]を書いてくれました。感謝して掲載いたします。
 (紙の資料なのでそれをスキャンしたものです。見にくいかもしれませんがご容赦ください。また、あくまでも各団体での学習用資料であることを前提にご覧ください。)
*今村議員の所属会派「蒼志会」は、会派内の坂野成志議員(=退職)による女子高生わいせつ事件が発覚したため、2008年3月末に解散しています。ただし、翌日(4月1日)全く同じメンバーで「にしのみや未来」を結成しています。
 今村議員は「蒼志会」(「にしのみや未来」でも)幹事長をつとめており、事件発覚時の記者会見では「責任を取って会派を解散する」と言っていましたが、ふたを開ければ、実質的には会派名を変更しただけです。正面に日の丸が掲げられている会派の部屋もそのままです。
 なお、西宮市は「環境学習」に力を入れており海外からも視察に来るほどですが、「環境学習都市・にしのみや 未来基金」が設けられており、その基金名と非常に紛らわしい会派名になっています。
 以上の理由で「にしのみや未来(旧:蒼志会)」はしっかり解散すべきだと考えます。

西宮市議会での審議内容

市長の意見書(7月6日)と、当会の見解

2005年7月6日、11〜13日

市長の意見書(7月6日)と、当会の見解

請求代表者の意見陳述(7月11日)

(陳述原稿ですので、当日の陳述とは若干異なる部分があります。)

総務常任委員会での審議(7月12日)

本会議における各会派の討論(7月13日)

本会議の正式な会議録は、西宮市議会HPに掲載されています。